住宅の基礎のヒビ割れ❗️

お客様からの受電で基礎がヒビ割れています。と良くあります。お伺いしますと基礎のモルタル刷毛引きがクラック(ヒビ割れ)を起こしています。基礎はまずは基礎屋さんが仮枠を組んで鉄筋をつないでいるなかに生コンクリートを打設して造ります。そのままを見せている時は少なく、一般的にはその上に左官屋さんがモルタル(セメントと砂等を水で混ぜて)を塗り付けています。コテむらが見えない様に刷毛で引いています。そのモルタルがよく割れています。構造上は何も問題ありません。外側のため雨に当たり乾きを繰り返すため伸縮よによるものです。気になる方にはモルタルにて補修します。しかしモルタルですので又割れます。刷毛の引き方で仕上がりも変わります。縦引き、横引き があります。

心配しないでください。モルタルは割れます。構造的には問題ありません。

 

住宅メーカーもこの割れを何とかしようと基礎表面に塗装をするメーカーや、生コン打ち込み時に化粧の仕上げ材を張り付ける工法や、生コン打ちのコンクリートを化粧にする会社も出てきています。コンクリ―トの打ち込みの技術も上がり昔は汚くて左官屋さんで化粧を施さないと見れませんでしたが、現在の基礎屋さんのレベルも上がり仕上がりのきれいです。打ち込み化粧でお願いするときれいな基礎が出来上がります。

基礎のモルタル刷毛引きが現在では、標準ですが昔の和風住宅では玉石などをモルタルに混ぜて塗りつけた後表面のセメントを水で流す洗い出します。すると表面にきれいな玉石が出てきます。昔からある洗い出しという施工法です。床にも使われます。

お客さまの心配をすこしでもなくすため床下点検の際にはモルタルのクラック箇所の室内側の基礎を確認します。今までにその部分が割れていたことはありません。