洗面化粧台の扉の中から下水の臭いがする。

7から8年住まわれておられる方から洗面化粧台の扉の中から下水の臭いがするんです。と依頼が入ってきます。原因はすぐにわかります。洗面化粧台の排水管はSトラップと言う臭いが下水管から上がってこないように水が溜まる仕組みになっています。キッチンも同様です。お客様に洗面カウンター排水のところですか?それとも扉の中からですか?と聞きます。すべてのお客様からは扉の中と言われます。御訪問すると扉を開けると洗剤やお掃除道具などいっぱいに入れられています。中には給水管、給湯管、そして排水管の3つがあります。キャビネットの底の所にビス止めされた床蓋があります。そこから3本の配管が出ています。ビスを外し蓋を上にあげるとSトラップ排水管が家の排水管50㎜(グレー)に突っ込んでいます。そこのジョイント部に防臭パッキン(ゴム製パッキン)があるんですが、扉の中の物を入れ出しするときに配管に当たりその防臭パッキン(ゴム製パッキン)が上に上がって外れてしまっています。そこから下水本管からの臭いが上がってきているためです。防臭パッキン(ゴム製パッキン)をきちっと填めなおして完了です。元に戻すだけなので誰でも簡単に直すことができます。

 

中には臭いが出ているにも気が付かず何年もそのままにされていると、配管からの臭いと共に湿気が洗面化粧台の中にこもり化粧台がぼろぼろに腐ってしまっている現場に遭遇することがあります。キャビネットの底板が腐って落ちたという現場も。キャビネットは木製が主流なので腐ると洗面化粧台からの交換になります。ミラーキャビネットもセットなので同時交換に。大きな出費となってしまいます。

物の入れすぎ注意です。
この現場は

防臭パッキンがついていませんでした。テーピングしていましたが上に上がって捲り上がっていました。

 

 

本当はこのようなパッキンが付いています。

商品は三栄水栓社製 防臭パッキン
グレーの配管にこのようなパッキンがついています。このパッキンが外れていると臭いが上がってきます。上の穴にSトラップ排水管を押し込み入れます。