住んでいると玄関のかぎが回らないということが起こります。鍵を10年も使っていると鍵穴内部のシリンダーにゴミが絡み鍵が回らなくなってきます。そこで慌てて油をさす。すると最初は回るが、油にごみが付き完全に回らなくなりアフター依頼が入ってきます。こうなったらもう玄関についているシリンダーを外してゴミを取り除くための洗浄を行わなければなりません。洗浄にはホームセンターなどで売っているパーツクリーナー(ブレーキパット洗浄用)を使います。1本300円前後で売っています。堅くなっている方は一度試してみては?
パーツクリーナーは車のブレーキパットの洗浄に使うものなので、スプレーした後すぐに乾きます。鍵穴にスプレーしながら鍵を入れ出ししてゴミを洗い落す感じで作業します。よく鉛筆の芯で鍵の溝に塗って使うと油のように滑るようになると言われていましたが、昔の話であまりお勧めできません。シリンダー内にゴミとして残り詰まりの原因になります。もし鍵が引っかかってはいらない時はドアからシリンダーを外して洗浄します。
以前都会を外れた郊外のお家の鍵が入らないとの受電を受けてお伺いしたときの話ですが、2つある鍵穴のうち下の鍵穴が入らないとのことで調べることに。お客様はこんな田舎なのに誰かがいたずらで何か詰められているといわれていましたが、調べますと蜂だと思いますが、巣にするために砂のような物を詰めていましたシリンダーを外して中の砂のようなものを洗浄して取り除き鍵が回るようにして完了です。お客様は日頃上の鍵しかかけないそうです。両方を使うようにお願いしてかえりました。自然豊かな山間のお家でした。
もし鍵をなくされたときはシリンダーの交換が必要になります。マスターキーの鍵番号を控えている方はその番号でメーカーさんから取り寄せることができますが、多数のかたは鍵を落としたので気持ちが悪いので取替えたい言われ、新しくされる方がほとんどです。その時に防犯性の高い鍵に変更される方もおられます。鍵の性能は何分で開錠できるか、もしくは、破壊にどのくらいの時間がかかるかによって性能が違い価格も違います。平和だった日本では意外と簡易的なカギを使っていますが、交換は可能ですので、今使っている鍵よりランク上のシリンダーをお勧めします。