皆さんの家の24間換気はご存じでしょうか?2年点検にお伺いしますと24時間換気が回ってるお家は3割ぐらいです。ほとんどの方がきちっとした説明を受けていないので回ってません。家を建てる前の確認申請で24時間換気を法律で義務化されています。シックハウス関係です。
昔はホルムアルデヒドなどを含んだ建材を沢山使っていました。そのため住んだひとが身体の具合が悪くなる人がでました。そのため新築を建てたなら換気も計画に入れて設計する事が義務になりました。幸せになるために建てた家が健康を害することに。建材は今ではフオースターの表示のあるものばかりです。☆の数でホルムアルデヒドの含んでいる数値を表示してます。
☆☆☆☆このフオースターが安全の印です。私の若い頃は真夏の引渡しの現場は目が痛い程新建材から揮発してました。後にホルムアルデヒドとわかりました。合板が特にひどかったです。
家具にもよく使われていて、新しい家具も揮発性の臭いを発していました。いまの家具は大丈夫ですが。
ですので換気は必要です。換気にも第一種換気、第二種換気、第三種換気とあります。住宅で良く使われていてるのが第三種換気です。私のメンテナンスしているお宅に多いです。家の大きさで計算して換気扇の容量を選びます。
第一種換気とは 給気、排気を機械式でします。
第二種換気とは 給気は機械式、排気は自然に排気します。
第三種換気とは、給気は自然給気、排気は機械式です。
一番多い採用されているのはトイレの換気扇を、回して部屋から自然給気する第三種換気です。
部屋に新鮮な空気を取り入れて、共用部のトイレから排気するというシステムです。
第1種換気は機械式で給排気をします。設備費用がかかりますが給気の温度を熱交換しながら入ってきますので冬の換気には温度を下げることなく快適です。その代りきっちりとメンテナンスしないと機械が汚れると汚れた空気を室内に取り込むことになります。第2種換気は病院などの空気のきれいな部屋を保ちたいときに有効です。そして一番よく採用されているのが第3種換気です。排気を機械でするため給気は外の自然な空気が入ってきます。熱交換せずに入ってくるため夏は暑い空気、冬は寒い空気が入ってきます。しかし費用が安くすむため採用している会社が多いです。機械はいずれ壊れますその時の費用も考えておかなければいけません。
給気口は部屋の壁からの自然に取り込みます。
写真は居室の外部壁面から吸気口。
トイレの換気扇が回ることにより自然に空気を取り込みます。この給気口は入ってくる空気の量を調整できます。しかしトイレの換気扇は出る量を調整できないためどこかの部屋の給気量が増えます。この給気口は部屋に一つはつけなくてはなりません
換気量は確認申請では2時間で家の空気が入れ替わる量の計算で換気扇の能力を決めなければなりません。
換気扇を365日24時間回すことで家の換気が12回入れ替わります。空気が動くことで結露もしにくくなり快適な空間になります。そのときは原則窓は開けてはいけません。ショートサーキットしてしまうためです。窓を開けることによって換気扇が空気を引き込みにくくなるためです。