床下の確認はまず点検口から入ります。洗面室にある方は
ここから入ります。ユニットバスを設置したお宅ならユニットバス設置後ここから設備業者がユニットバスの給排水を接続いたします。開口の寸法が600×450が標準のため体の大きい方は入りにくいかもしれません。キッチンに床下収納庫がある方は中のBOXを取り上げてから入ったほうが下に配管がないため広いです。収納庫は600×600がキッチン収納庫の寸法のため入りやすいです。写真のように洗面室には給湯、給水管がユニットバスに繋がっています。
排水が漏れていると入った瞬間に臭いで分かります。写真はキッチンの排水管が割れて少し漏れている状態です。住まわれている方は気がつかないまま、2年経過していました。40年前の家なら必ず床下は土なので漏っていてもなかなか気が付かないままです。それと水があると必ず白蟻がわいてきます。不思議となんです。あるお宅は2階のウオシュレットから水漏れがありまして、その水が少しずつ壁の中に伝って一階に伝いそして一階の床下に水に濡れたため壁のプラスターボード(石膏ボード)を張り替えようとめくると白蟻がギッシリと動いていました。早急に防虫剤を噴霧してカビの生えた柱、梁などを次亜塩素酸で拭きあげたことがあります。そのためにも長期の水漏れは要注意です。2年点検でも床下点検をしますが工事の不良箇所からの水漏れもあります。それともうひとつ最近の住宅は昔と違って気密が良いです。壁材には石膏ボードを張っていますので壁の中は風が流れません。その中で水が入るとカビの発生が起こります。以前台風の影響で河川が氾濫して1階の壁が1m迄浸水したお宅の改修工事をしたことがありますが基礎の中はすごいことになっていました。河川なので泥水とそれによるカビが赤、白、黒、色いろなカビが発生していました。あんなカビは初めてみました。そのお家は石膏ボードを外して断熱材も抜き替えしました。そして消毒をしてもとに戻すと言う工事でした。つい最近ではキッチン排水管の割れから水漏れが起こっていました。床下点検で気がついたので、是正しましたが点検をしなければ少量の漏れは何年も気が付かないままになってしまいます。家を建てて10年前には必ず点検をされた方が良いです。瑕疵担保保険の残っている前にはするべきです。もし雨漏れが発見されれば保険が使えます。水道の水漏れは駄目ですが、火災保険が使える場合もありますのでよく確認が必要です。
床下点検必ずしてください。住宅が長持ちさせるためには点検が必要です。
台風の後は外回りの点検も必要です。